現役理系大学生によるたのしい哲学・科学・サブカル

「考えることで、不幸を避け、幸せになる」をモットーに、科学、哲学、サブカルなどの様々な知識をまとめていきます。また、面白いガジェットも紹介していきます。

「地方の怪物」東大生の勉強法が本質すぎたという東洋経済の記事があまりに見事だったのでシェアしたい件

こんにちは、Takumi(@S00Tagh)です。

 

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西岡壱成さんの「東大思考」の内容を紹介する東洋経済オンラインの

 

「地方の怪物」東大生の勉強法が本質的すぎた

https://toyokeizai.net/articles/amp/377141?page=4

 

という記事があまりに衝撃的だったので、備忘録としてシェアしていきたいと思います。

 

開成や灘といった超進学校ではなく、無名の地方公立から東大に合格し、入学後に超進学校の生徒を圧倒してしまうという「地方の怪物」と呼ばれる生徒が、どうやら東大にいるようです。初めて知った。

 

で、彼らは優れた塾や、熱心な個別指導を受けたわけではなく、独学で入れてしまったというのが大きい。というのは、超進学校の生徒たちの親は大抵裕福で(統計によって相関関係が確認されています)、鉄緑会などの東大予備校に子供を入れることで東大入学を果たす。しかし、地方の怪物にはそんなものは必要なかったのです。

 

「地方の怪物」といわれて、パッと思い浮かぶ有名人は、やっぱりホリエモンです。彼もまた「地方の怪物」と呼ぶにふさわしく、予備校にお金をかけることなく、独学で東大に入れてしまった。

 

ということは、彼らの独学法からは多くのことが学べそう。どこで彼らとの差があるのかを知ることは、とても重要です。

 

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今日では、勉強法には科学的な正解があるとされています。数多の実験から、独学は効果が薄いことが確認されています。

 

ところが、オリンピック選手を育てたことがある陸上競技の監督は、

 

「このトレーニングを実践すると必ず効果がある」と考えられている科学的なメソッドと、ある選手が「自分にはこのトレーニングがあっているはずだ」と考える独自のメソッドがあるとします。科学的な手法の方が、10倍の効果があると言われている場合でも、その監督の経験則によると、なぜか「自分で考えた方法」の方が効果があるそう。

 

「地方の怪物」は、この意識が非常に強いようです。彼らは自分のことをありのままに見つめて、自分のいいところも、欠点も、対策も自分のアタマで考え抜いたことで納得感を持って取り組めたのではないでしょうか。そうすると、勉強が楽しくなって、点も取れる。まさにいいことづくめ。

 

科学的な勉強法の意外な欠点は、自分に合っていないという可能性が無視されているということです。皆さんも、この先生は自分に合わないのに、クラスメイト達はその先生が分かりやすいらしい、といった経験はありませんか?

 

人によって理解する速度は全く違います。一発で理解できてしまう人もいれば(高校時代のクラスメイトの1人がまさにそうだった)、理解できない一文を発見したら、別の参考書を片っ端から開いて調べ上げて、腑に落ちるまで理解しようとしたり。

 

個人差があるのに、科学的勉強法はそれを無視している。ということは、やっぱり地道かもしれませんが、自分に合ったやり方を見つける。それが人生を面白くし、やりがいある毎日にしてくれるのかもしれないです。